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「ショックウェーブ治療とは?痙縮や慢性痛に効果的なリハビリ最新法」
【ショックウェーブ治療とは?痙縮や痛みにアプローチする音圧刺激療法】
ショックウェーブ治療とは、圧力の高い音波(衝撃波)を体の深部に当てる治療法です。
もともとは整形外科領域で腱や筋肉の治療に用いられてきましたが、近年ではリハビリ分野でも注目されています。
特に、脳卒中後の痙縮(けいしゅく:筋肉の異常なこわばり)や慢性的な痛みの軽減に効果があるとされ、
医療現場では非侵襲的(切らない・刺さない)な治療法として取り入れられています。
機器から発生する衝撃波が、皮膚や脂肪を通り抜け、深部の筋膜や筋肉に直接届くことで、
血流を改善し、緊張した筋肉をゆるめる働きを持ちます。
【ショックウェーブ治療が効果を発揮する症状とメカニズム】
ショックウェーブ治療は、以下のような症状に効果が期待されています。
- 脳卒中後の手足のつっぱり(痙縮)
- 筋膜や筋肉の痛み(筋膜性疼痛)
- 肩・腰・ふくらはぎの慢性的なコリや張り
- 足底筋膜炎やアキレス腱炎などの整形外科的疾患
特に痙縮に対しては、ボツリヌス療法との併用で相乗効果が報告されており、
筋肉の緊張を一時的に抑えるだけでなく、痛みそのものの軽減にもつながることがわかっています。
治療中は、機器を患部にあてて数分間、音波を照射します。
痛みはほとんどなく、リラックスして受けられる方が多いのも特徴です。
1回あたりの治療時間は10~15分程度で、数回継続して行うことで効果が安定します。
【当院でのショックウェーブ治療:ボトックスとの併用や単独治療も対応】
那覇市の「シーサー通り内科リハビリクリニック」では、
脳神経内科とリハビリテーションの専門医が、ショックウェーブ治療を導入しています。
特に次のような方におすすめです。
- 脳卒中後の手足のこわばり(痙縮)がつらい
- 痛みがあり、リハビリの効果が感じにくい
- ボツリヌス療法だけでは症状の改善が不十分
- 薬に頼らず、やさしい治療を受けたい
当院では、ボツリヌス療法との併用治療により、
痙縮に対してより高い効果を引き出すプランをご提案しています。
また、ショックウェーブ単独での施術も可能で、
リハビリ専門の理学療法士が一人ひとりの状態に合わせて治療を行います。
リスクが少なく、繰り返し受けられることから、定期的なメンテナンスにも適しています。
【まとめ:つらい筋肉の緊張や痛みに、ショックウェーブという新しい選択を】
「リハビリをしても筋肉が固くて動かしにくい」
「薬を飲んでも肩や腰のコリ、痛みが取れない」
そんな悩みをお持ちの方にとって、ショックウェーブ治療は効果的かつ安心な治療法です。
切らずに、痛みも少なく、繰り返し使える。
そして、ボトックス治療との組み合わせで、より大きな改善効果も見込めます。
まずはお気軽に、私たちにご相談ください。
【当院でのご案内】
那覇市の「シーサー通り内科リハビリクリニック」では、
総合内科・神経内科・リハビリの専門医が常駐し、科学的根拠に基づく治療を行っています。
● 当院のショックウェーブ治療の特徴
- 痙縮に対するボツリヌス療法との併用治療
- 単独でも効果が期待できる疼痛緩和
- 超音波診断と理学療法士による評価をもとに最適な部位へ照射
- 安心の医療環境で実施
リハビリに限界を感じている方や、痛みを我慢している方は、
ぜひ一度、当院にご相談ください。
【参考文献・情報元】
- Extracorporeal shock wave therapy as an adjunct wound treatment: A systematic review of clinical and experimental evidence.
Clin Interv Aging. 2018;13:1529–39. - 日本物理療法学会 ガイドライン資料
