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脳内出血の原因は「放置された高血圧」?日本人研究が示した危険サイン
脳内出血は、突然起こる怖い病気です。
しかし多くの場合、その背景には「高血圧」があります。
高血圧とは、血管の中を流れる血液の圧力が
慢性的に高い状態のことです。
血管に強い力がかかり続けると、
もろくなった血管が破れやすくなります。
今回、日本人の脳内出血患者さんを調べた
大切な研究が発表されました。
【未治療高血圧が半数以上という衝撃】
栃木県の6つの脳卒中センターで、
脳内出血を起こした365人が調査されました。
そのうち74%に高血圧がありました。
さらに驚くべきことに、
54%は「未治療の高血圧」でした。
未治療とは、血圧が高いのに
薬を飲んでいない状態です。
つまり半数以上の人が、
血圧を下げないまま発症していました。
脳出血は突然でも、
高血圧は突然ではありません。
前からサインは出ていた可能性があります。
【若い世代ほど放置が多い】
特に問題だったのは年齢です。
50歳未満では、
79%が未治療でした。
年齢が上がるほど未治療は減りますが、
若い世代では圧倒的に多い結果でした。
若いと「まだ大丈夫」と思いがちです。
仕事が忙しく、
受診を後回しにする人も多いでしょう。
しかし脳内出血は、
働き盛りを直撃します。
さらに70歳未満では、
未治療の人のほうが院内死亡率が高い
という結果も示されました。
若いから安全、とは言えないのです。
【健診と“かかりつけ医”が分かれ道】
未治療の人には、
ある共通点がありました。
かかりつけ医がいない人が多く、
健康診断の受診回数も少なかったのです。
血圧は、測らなければ気づきません。
そして、継続して診てもらう環境がなければ、
放置されやすくなります。
さらに男女差も見られました。
若い男性では、
「血圧が高いと分かっているのに治療していない」
ケースが多く見られました。
一方、若い女性では、
「そもそも高血圧に気づいていない」
ケースが多い傾向でした。
男性は“わかっていて放置”、
女性は“気づかず放置”という違いです。
対策は同じでは届きません。
【薬を飲んでいても安心ではない】
さらに重要なのは、
薬を飲んでいる人でも安心できない点です。
治療中でも、
血圧が十分下がっている人は少数でした。
特に若い世代では、
良好にコントロールされている人は
2割前後しかいませんでした。
「薬を出された=安全」ではありません。
家庭血圧とは、
自宅で測る血圧のことです。
診察室だけでなく、
家で安定して下がっているかが重要です。
【今日からできる3つの行動】
脳内出血は予防できます。
その中心が血圧管理です。
ポイントは3つです。
①まず測る
②必要なら治療する
③続ける
家庭用血圧計は
今は手頃な価格で購入できます。
週に数回でも測るだけで、
自分の状態が見えてきます。
健診で高いと言われたら、
放置せず一度相談してください。
若い世代こそ、
今からの管理が将来を守ります。
血圧は「変えられるリスク」です。
脳内出血は突然でも、
予防は今日から始められます。
【当院からのご案内】
那覇市・浦添市・沖縄県で
高血圧・家庭血圧・脳出血・脳梗塞予防にお悩みの方へ。
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
高血圧の精密評価を行っています。
診察室での血圧だけでなく、
家庭血圧の正しい見方や測定方法を丁寧にご説明し、
患者さん一人ひとりに合わせた無理のない治療方法を一緒に考えます。
「血圧が高いと言われた」
「薬を始めるべきか迷っている」
「家庭血圧の数値の見方がわからない」
このようなお悩みは、
早めの評価と適切な管理が重要です。
那覇市・浦添市・沖縄県で
高血圧治療・家庭血圧管理・生活習慣改善・脳卒中予防をご希望の方は、
シーサー通り内科リハビリクリニックへ
お気軽にご相談ください。
脳出血や脳梗塞を防ぐためにも、
早めのご相談をおすすめします。
引用
Ozawa T, et al.
Untreated and uncontrolled hypertension in Japanese patients with spontaneous intracerebral hemorrhage.
Hypertension Research. 2025;48(4):1575-1585.
doi:10.1038/s41440-024-02087-7
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39820067/
