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ニューロリハビリテーションボツリヌス療法リハビリテーション科

脳卒中後の「こわばり」を放置しない:3か月以内の早期介入がカギ

【痙縮とは?手足がつっぱる本当の理由】

脳卒中のあと、手足がつっぱることがあります。
力を抜きたいのに抜けない状態です。

これを「痙縮(けいしゅく)」といいます。
筋肉が勝手に強く縮んでしまう状態です。

脳から筋肉へ伝わる命令が乱れることで起こります。
その結果、動きがぎこちなくなります。

例えば、手が開かない。
指が曲がったまま戻らない。

歩くと足先が引っかかる。
こうした症状は痙縮の可能性があります。

痙縮は珍しいものではありません。
脳卒中後、多くの方にみられます。

最初は軽くても、徐々に強くなることがあります。
だから早めの気づきが大切です。

【なぜ早期発見が重要なのか?】

痙縮は時間がたつほど強くなることがあります。
放置すると筋肉が固くなっていきます。

さらに関節まで動きにくくなります。
これを「拘縮(こうしゅく)」といいます。

拘縮になると、元に戻すのが難しくなります。
着替えや入浴が大変になります。

痛みが出ることもあります。
リハビリの効果も出にくくなります。

特に発症後3か月以内は大切な時期です。
脳が回復しやすい期間だからです。

この時期に適切な治療を始めることで、
将来の動きやすさが変わる可能性があります。

「そのうちよくなるだろう」は危険です。
つっぱりを感じたら早めに相談しましょう。

【痙縮の治療:ボツリヌス療法とリハビリ】

痙縮の治療にはいくつか方法があります。
大切なのは組み合わせです。

代表的なのがボツリヌス療法です。
いわゆるボトックス注射です。

つっぱりの強い筋肉に注射します。
筋肉の過剰な力をやわらげます。

すると手が開きやすくなったり、
歩きやすくなったりします。

注射だけで終わりではありません。
その後のリハビリがとても重要です。

動かしやすくなった状態で練習します。
これが機能改善につながります。

さらに近年注目されているのが
拡散型衝撃波治療です。

筋肉にやさしい刺激を与えます。
筋の緊張を和らげる効果が期待されます。

痛みの軽減にも役立つことがあります。
注射と組み合わせることで相乗効果も期待できます。

大切なのは一人ひとりに合った治療です。
症状の程度や生活状況で変わります。

まとめ

脳卒中後の手足のつっぱりは、
「仕方がない」と我慢するものではありません。

早く気づき、早く対応することで、
生活の質は大きく変わります。

「手が開きにくい」
「足が固まる感じがする」

そんな症状があれば、
ぜひ専門医に相談してください。

【当院からのご案内】

那覇市・浦添市・沖縄県で
脳卒中後の痙縮・手足のつっぱり・こわばりにお悩みの方へ。

シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
脳卒中後の痙縮(筋肉のつっぱり)に対する専門的な治療を行っています。

ボツリヌス療法(ボトックス注射)に加え、
拡散型衝撃波治療(ショックウェーブ)も積極的に導入し、
症状の改善を目指した多角的なアプローチを行っています。

さらに、経験豊富な理学療法士・理学療法士と連携し、
注射後すぐに質の高いリハビリテーションを実施することで、
治療効果を最大限に引き出します。

「注射だけで終わらない治療」を大切にし、
日常生活での動きやすさの改善を目指します。

「手足がつっぱる」
「関節が動かしにくい」
「リハビリの効果を高めたい」

このようなお悩みがある方は、
早めの評価と治療が重要です。

那覇市・浦添市・沖縄県で
痙縮治療・ボツリヌス療法・衝撃波治療・脳卒中後リハビリをご希望の方は、
シーサー通り内科リハビリクリニックへ
お気軽にご相談ください。

参考文献

Bandela S, et al. Early Recognition and Intervention for Poststroke Spasticity:
A Scientific Statement From the American Heart Association. Stroke. 2026.
https://doi.org/10.1161/STR.0000000000000515