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腰痛は安静にしすぎないで|痛みを繰り返さない生活のコツ
腰痛があると、「動いたら悪くなるのでは」と不安になります。
そのため、できるだけ動かずに安静にしようと考える方も多いでしょう。
しかし最近の研究では、腰痛は
「動き方しだいで痛みの波を減らせる」
ことが分かってきました。
この記事では、腰痛の方が日常生活で
「気をつけたい動き」と
「続けたほうがよい考え方」を、
できるだけ分かりやすく解説します。
【腰痛 悪化しやすい動き:やりすぎると痛みが出やすい】
腰痛がある人では、ある動作を長時間行ったあとに
痛みが強くなることがあります。
特に注意したいのは、
・重い物を持ち上げる
・前かがみになる
・体をひねる
・押す、引く動作
・深くしゃがむ動作
です。
これらの動きは、腰に負担が集中しやすく、
その日のうちや翌日に
「急に痛みが強くなる」原因になりやすいと考えられています。
ただし、これは
「やってはいけない」という意味ではありません。
問題なのは「量」と「やり方」です。
【腰痛 誤解されやすい点:動いたから将来悪くなるわけではない】
多くの方が誤解しやすいのが、
「腰を使うと将来もっと悪くなるのでは?」
という不安です。
実は、前かがみや物を持つ動作をしていても、
それが 1年後の動けなさ(障害)につながるとは限らない
ことが分かっています。
つまり、
短期的には痛みが強くなることがあっても、
それだけで「腰が壊れる」わけではありません。
動くこと自体を怖がりすぎると、
筋力が落ち、体が硬くなり、
かえって腰痛が長引く原因になることもあります。
大切なのは、
「動かない」ことではなく「調整しながら動く」ことです。
【腰痛 対策:痛みの波を減らす日常生活のコツ】
腰痛とうまく付き合うためのポイントは3つあります。
1つ目は、重い物は分けることです。
一度に持たず、軽くして回数を増やすだけで
腰への負担は大きく減ります。
2つ目は、体ごと向きを変えることです。
腰だけをひねらず、足も一緒に動かすと
腰のねじれが少なくなります。
3つ目は、痛みが出た日は無理をしないことです。
「今日は少し控える」「明日また戻す」
この調整が、痛みの波を小さくします。
なお、座って休む時間があると
腰の負担は減りやすくなります。
ただし、ずっと座りっぱなしも体には良くありません。
「休む」と「軽く動く」を組み合わせることが大切です。
腰痛は、
「動いたらダメ」「安静が一番」
という単純な話ではありません。
正しい動き方を知り、
怖がりすぎず、無理もしすぎない。
このバランスが、
腰痛を長引かせないための一番の近道です。
当院からのお知らせ(コマーシャル)
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
腰痛に対して
・生活動作の見直し
・痛みを悪化させにくい体の使い方
・リハビリによる再発予防
を組み合わせてサポートしています。
「検査では異常がないのに痛みが続く」
「繰り返す腰痛が不安」
という方も、お気軽にご相談ください。
引用・参考文献
- Suri P, et al. Transient and Long-Term Risks of Common Physical Activities in People With Low Back Pain.
JAMA Network Open. 2025;8(12):e2547915.
https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2025.47915
