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認知症は早く相談が大切|日本で診断が遅れる本当の理由とは
【結論:認知症は「早めに相談」がいちばんの安心につながります】
認知症は、できるだけ早く気づき、早く相談することが大切です。
早期であれば、治療や生活の工夫で困りごとを減らせるからです。
ところが日本では、症状が出てから診断されるまで、
平均で約2年以上かかることが分かっています。
特に時間がかかっているのは、
「最初に病院を受診するまで」の期間です。
【なぜ受診が遅れる?多くの人が「年のせい」と思ってしまう】
受診が遅れる一番の理由は、
「物忘れは年齢のせい」と考えてしまうことです。
確かに、年を取ると物忘れは増えます。
しかし、認知症による物忘れは、
日常生活に支障が出てくる点が特徴です。
また、ご本人は変化に気づきにくく、
家族のほうが先に異変に気づくことも多くあります。
「病院に行こう」と言い出しにくく、
様子を見るうちに時間が過ぎてしまいます。
さらに、
「何科に行けばいいか分からない」
という迷いも、受診を遅らせる原因になります。
【これが受診の目安|物忘れが「生活に影響」していませんか】
次のような変化が増えてきたら、
一度、医療機関に相談することをおすすめします。
・同じ話を何度も繰り返す
・約束や支払いをよく忘れる
・料理や家事の段取りが難しくなった
・慣れた道で迷うことがある
・お金や通帳の管理が不安になった
大切なのは、
「できないことが増えてきたかどうか」です。
受診先に迷った場合は、
まずは内科やかかりつけ医で問題ありません。
必要に応じて、
脳神経内科や認知症専門外来につないでもらえます。
【早く分かると何がいい?治療以外の大きなメリット】
早期診断のメリットは、
薬の治療だけではありません。
まず、
認知症なのか、他の治る病気なのかを見分けられます。
次に、
生活の工夫を早く始めることができます。
・予定を見える形にする
・家の中で転びにくくする
・お金や運転の役割を少しずつ調整する
こうした準備は、
早いほどトラブルが少なくすみます。
家族も、
「叱らない関わり方」や
「手助けのコツ」を学ぶことができます。
結果として、
本人も家族も安心して生活しやすくなります。
当院からのご案内(コマーシャル)
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
物忘れや認知症のご相談を、
初期の段階から丁寧にお受けしています。
「何科に行けばいいか分からない」
「まだ受診するほどではないかも」
そんな段階でも大丈夫です。
不安を整理するところから、一緒に考えます。
内科・脳神経内科・リハビリを組み合わせ、
生活を支える医療を大切にしています。
引用文献・参考リンク
Kasuga K, et al.
Time to Alzheimer’s disease diagnosis in Japan:
a retrospective observational study.
Alzheimer’s & Dementia. 2025;21(Suppl.6):e097026.
DOI: 10.1002/alz70860_097026
