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一般内科生活習慣病(高血圧・糖尿病など)

CTで簡単チェック!内臓脂肪を減らして生活習慣病を防ぐ方法

CTで見える“隠れ肥満”とは?内臓脂肪と健康リスクの関係

「体重は標準だけどお腹まわりが気になる…」そんな方は、もしかすると**“隠れ肥満”**かもしれません。特に注意すべきは、内臓脂肪と呼ばれる、お腹の内側につく脂肪です。

内臓脂肪は、見た目にはわかりづらいですが、糖尿病や高血圧、脂質異常症など、生活習慣病のリスクを大きく高めることが分かっています。この記事では、CTによる内臓脂肪の測定や、内臓脂肪を減らすポイントについてわかりやすく解説します。

内臓脂肪とは?皮下脂肪との違いと健康への影響

お腹の脂肪には大きく2種類あります。一つは皮下脂肪、もう一つが内臓脂肪です。

皮下脂肪は皮膚のすぐ下につく脂肪で、女性に多くつきやすい一方、健康リスクは比較的低めです。それに対して内臓脂肪は、胃や腸などの臓器のまわりにつく脂肪で、男性に多く見られます。

この内臓脂肪が多いと、インスリンの働きが悪くなり(インスリン抵抗性)、糖尿病や高血圧、脂質異常症の原因になります。さらに動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気につながる可能性もあるのです。

つまり、**「内臓脂肪型肥満」=「命に関わる肥満」**といっても過言ではありません。

CTで正確に見える!内臓脂肪の最新チェック法

従来、内臓脂肪の多さはメタボ健診などでウエストの周囲を測って推定されていました。しかし、本当に正確に内臓脂肪を測るには、CT(コンピューター断層撮影)が最も有効です。

CTでは、お腹の断面を画像で見ることができ、皮下脂肪と内臓脂肪を明確に区別して計測できます。これにより、自分の内臓脂肪がどの程度か、明確な数値(内臓脂肪面積:cm²)として知ることができます。

特に内臓脂肪面積が100cm²以上の場合は、生活習慣病のリスクが高まるとされ、注意が必要です。CT検査は数分で終わり、被ばく量も非常に少なく、安全性も高い検査です。

内臓脂肪を減らすためにできること

内臓脂肪は、食事と運動の改善で比較的落としやすいという特徴があります。ここでは、誰でも実践できる3つのポイントをご紹介します。

  1. 食事は「腹八分目」を意識する
     脂質・糖質の摂りすぎを避け、野菜や魚中心の食事が効果的です。
  2. ウォーキングなどの有酸素運動を継続する
     1日30分の早歩きやジョギングなどが、内臓脂肪を効率よく減らします。
  3. 毎日の体重・ウエスト管理をする
     小さな変化を見逃さず、モチベーションを保ちましょう。

また、睡眠不足やストレスも内臓脂肪を増やす原因になるため、生活全体を見直すことも大切です。

まとめ:CTで「見える化」し、早めの対策を

内臓脂肪は、目には見えなくても確実に体にダメージを与える存在です。そして、知らず知らずのうちに生活習慣病を進行させ、健康寿命を縮める可能性があります。

体重や見た目に関係なく、「一度、自分の内臓脂肪を見てみたい」と思った方は、CTでの内臓脂肪チェックがおすすめです。

【引用文献】

  • 内臓脂肪と生活習慣病:日本肥満学会(https://www.jasso.or.jp/)
  • 内臓脂肪測定の基準と方法:厚生労働省 メタボリックシンドローム対策マニュアル(https://www.mhlw.go.jp/)
  • Després JP. Is visceral obesity the cause of the metabolic syndrome? Ann Med. 2006;38(1):52-63.

那覇市で内臓脂肪が気になる方へ

当院「シーサー通り内科リハビリクリニック」では、最新のCTを用いた内臓脂肪測定を実施しております。被ばくの少ない安全な検査で、あなたの健康リスクを「見える化」し、予防医療へとつなげます。

内科専門医・動脈硬化専門医による丁寧な説明と、必要に応じた運動・栄養指導もご案内しております。

この記事の監修

この記事は、総合内科専門医・神経内科専門医・認知症専門医・動脈硬化専門医である筆者が責任をもって監修しました。内容の正確性・科学的根拠には十分に配慮し作成しております。