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日本の心臓病と脳卒中は減った?最新研究が示す7つのリスク要因
【高血圧と喫煙対策が大きな効果】
2001年から2019年にかけ、日本の心臓病や脳卒中は大幅に減少しました。特に注目すべきは、高血圧(収縮期血圧:SBP)の改善と喫煙率の低下です。
研究では、この期間に 約84万件の心血管病(CVD)発症が防がれた と推定されています。
内訳は、SBP改善が約54万件、禁煙が約28万件の予防効果をもたらしました。
【生活習慣の変化がもたらした結果】
この研究では、7つのリスク要因(SBP、喫煙、LDLコレステロール、HbA1c、BMI、運動不足、野菜・果物摂取不足)を総合的に評価しました。
改善した要因は高血圧や喫煙ですが、一方でBMIの上昇や運動不足、野菜・果物不足が健康への効果を一部相殺しました。
肥満率の上昇だけで約1.5万件のCVD増加要因となったとされています。
【これからの課題と予防策】
高血圧や喫煙対策は効果を発揮しましたが、食生活の偏りや運動不足は依然として問題です。
特にBMI上昇や野菜・果物不足は将来的なCVDリスク増加につながるため、 「減塩」「適度な運動」「野菜・果物を1日350g以上」 といった生活改善が重要です。
さらにHbA1c(血糖コントロール)やLDLコレステロールの管理も欠かせません。
【まとめ】
- 日本では2001年以降、高血圧対策と禁煙でCVDが大幅に減少。
- しかし肥満や運動不足が増加し、改善効果を一部相殺。
- 将来に向けて、食生活・運動習慣・血糖・脂質管理が鍵。
【引用文献】
Ogata S, Kiyoshige E, Yoshikawa Y, et al. Quantifying the contributions of cardiovascular risk factors to cardiovascular disease trends in 21st century Japan: a microsimulation study. The Lancet Regional Health – Western Pacific. 2025;60:101623. doi:10.1016/j.lanwpc.2025.101623.
【当院からのお知らせ】
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、 高血圧・糖尿病・脂質異常症の管理を行っています。
脳卒中や心臓病の予防は日々の習慣から。気になる症状や健康診断結果があればお気軽にご相談ください。
