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脂肪肝は放置NG?MASLDの原因・検査・治し方をやさしく解説
脂肪肝と聞くと、
「お酒の飲みすぎが原因」と思う方が多いかもしれません。
しかし最近は、
お酒をほとんど飲まない人の脂肪肝が増えています。
その代表が**MASLD(マッスルディ)**です。
日本語では「代謝異常関連脂肪性肝疾患」といいます。
少し難しい名前ですが、
意味はとてもシンプルです。
太り気味、血糖・血圧・脂質が高い状態が続くことで、
肝臓に脂肪がたまってしまう病気です。
痛みなどの症状がほとんどないため、
知らないうちに進行することがあります。
【原因:なぜ脂肪肝になるの?|キーワード:肥満・糖尿病】
MASLDの一番の原因は、
エネルギーのとりすぎと運動不足です。
食べた糖や脂肪を使い切れないと、
余った分が肝臓にたまっていきます。
特に関係が深いのが、
次のような状態です。
・お腹まわりが太くなってきた
・血糖値が高い、糖尿病がある
・血圧が高い
・中性脂肪が高い
これらがあると、
肝臓に脂肪がたまりやすくなります。
脂肪がたまった状態が続くと、
肝臓に炎症が起こることがあります。
さらに進むと、
肝臓がかたくなる線維化が進行します。
この段階になると、
将来、肝硬変や肝がんにつながる可能性があります。
【検査:健診で脂肪肝と言われたら|キーワード:エコー・FIB-4】
脂肪肝の発見でよく使われるのが、
**腹部エコー(超音波検査)**です。
体に負担が少なく、
肝臓に脂肪があるかを調べられます。
ただし大切なのは、
「脂肪があるか」だけではありません。
どれくらい進んでいるかを知ることが重要です。
そこで使われるのが、
**FIB-4(フィブ・フォー)**という指標です。
年齢と血液検査の数値から、
肝臓のダメージを推測します。
FIB-4が低ければ、
進行していない可能性が高くなります。
一方で数値が高い場合は、
詳しい検査が必要になります。
必要に応じて、
肝臓のかたさを測る検査を追加します。
この流れにより、
無駄な検査を減らしつつ、
本当に注意が必要な人を見分けます。
【改善と治療:今日からできる対策|キーワード:減量・運動】
MASLDの治療で、
一番効果があるのは体重を減らすことです。
目標は、
今の体重の5〜10%減です。
例えば体重70kgなら、
まずは3〜5kg減を目指します。
これだけで、
肝臓の脂肪や炎症が改善することがあります。
食事で大切なのは、
「極端な制限」ではありません。
甘い飲み物や間食を減らし、
食べすぎないことがポイントです。
運動は、
早歩き30分を週5回が目安です。
きつい運動でなくても、
続けることが何より大切です。
また、
脂肪肝がある人は、
少量の飲酒でも注意が必要です。
最近では、
進行した脂肪肝向けの薬も登場しています。
ただし、
薬だけで治すことはできません。
生活習慣の改善が土台であり、
薬は補助と考えるのが大切です。
当院からのお知らせ(コマーシャル)
**シーサー通り内科リハビリクリニック(那覇市)**では、
脂肪肝、肝機能異常、糖尿病、高血圧、脂質異常症を、
まとめて評価・サポートしています。
「健診で脂肪肝と言われた」
「何をすればいいかわからない」
そんな方は、
お気軽にご相談ください。
引用文献
Tilg H, Petta S, Stefan N, Targher G.
Metabolic Dysfunction–Associated Steatotic Liver Disease in Adults: A Review.
JAMA. 2025.
https://doi.org/10.1001/jama.2025.19615
