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脳卒中脳神経内科

寝る前の明るさで脳卒中リスクが上がる?今日からできる光対策

夜、布団に入ってからスマホを見る。
豆電球をつけたまま眠る。

こうした習慣は、多くの方にとって
「当たり前」かもしれません。

しかし近年、夜の明るさ
心臓や脳の病気と関係する可能性が
注目されるようになってきました。

今回は、専門的になりすぎないように、
夜の光と健康の関係を分かりやすく解説します。

【夜の光と心臓・脳の病気の関係】

最近の大規模な研究では、
人が一日を通してどれくらい
光を浴びているかを調べました。

その結果、夜に明るい環境で過ごす人ほど
心臓や脳の病気が起こりやすい傾向が
見られたのです。

具体的には、心筋梗塞や狭心症、
心不全、不整脈、脳卒中などが
多くなる可能性が示されました。

運動量や食事、喫煙、飲酒、
睡眠時間などを考慮しても、
夜の明るさとの関係が残った点が
重要だと考えられています。

「夜を明るくしすぎないこと」自体が、
新しい予防の視点になるかもしれません。

【なぜ夜の光が体に影響するの?】

私たちの体には「体内時計」があります。
これは、昼に活動し、夜に休むための
リズムを整える仕組みです。

体内時計は、光によって調整されます。
朝の光は「起きるスイッチ」になり、
夜の暗さは「休むスイッチ」になります。

ところが夜に強い光を浴びると、
脳が「まだ昼だ」と勘違いしやすくなります。

その結果、血圧が下がりにくくなったり、
脈が乱れやすくなったりする可能性があります。

こうした状態が続くことで、
心臓や血管に負担がかかると
考えられています。

【今日からできる対策】

大切なのは、
「夜は暗く、朝は明るく」です。

難しいことをする必要はありません。
できることからで十分です。

まず、寝室はできるだけ暗くしましょう。
遮光カーテンを使う、
機器の小さなランプを隠すだけでも効果があります。

次に、寝る前のスマホ時間を減らすことです。
スマホの光は、目にも脳にも強い刺激になります。

どうしても使う場合は、
画面を暗くし、短時間で切り上げましょう。

また、朝はしっかり光を浴びることも大切です。
起きたらカーテンを開ける、
少し外を歩くだけでも体内時計が整います。

夜と朝のメリハリが、
心臓と脳を守る第一歩になります。

当院からのご案内(コマーシャル)

シーサー通り内科リハビリクリニック(那覇市)では、
高血圧や脂質異常症、糖尿病の管理に加え、
脳卒中予防や生活習慣の見直しも行っています。

「眠りが浅い」「動悸が気になる」など、
小さな不安でもお気軽にご相談ください。

引用文献(本文中の引用なし・最後にまとめて掲載)

Windred DP, Burns AC, Rutter MK, et al.

Light Exposure at Night and Cardiovascular Disease Incidence.

JAMA Network Open. 2025;8(10):e2539031.