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片頭痛は「月2回」でも要注意?早めの予防が将来を守る理由
片頭痛は「ときどき起こる頭痛」と思われがちです。
しかし近年、進行する神経の病気として捉えられるようになっています。
放置すると、頭痛の日が少しずつ増え、
薬が効きにくくなり、生活への影響が大きくなることがあります。
最近、国際的な専門学会から、
**「もっと早い段階から予防を考えるべき」**という提案が出ました。
ここでは、その考え方をできるだけ分かりやすく解説します。
【片頭痛は進行する?慢性化のリスク】
片頭痛は、回数が増えるだけの病気ではありません。
痛みが強くなったり、長引いたりすることもあります。
さらに、痛み止めを使う回数が増えることで、
かえって頭痛が増える「悪循環」に陥ることもあります。
慢性片頭痛とは、
「月15日以上頭痛があり、そのうち8日以上が片頭痛の状態」です。
ここまで進むと、治療が難しくなり、
元の状態に戻るまで時間がかかることがあります。
【月2〜4回でも予防を考える理由】
これまで予防薬は、
「頭痛がかなり多くなってから」始めることが一般的でした。
しかし最近は、
頭痛が少ないうちから予防する方が有利と考えられています。
国際頭痛学会は、
月2〜4回の片頭痛でも予防を検討してよいと提案しました。
理由は、病気が進行する前の方が、
治療が効きやすく、生活の質を保ちやすいからです。
「まだ少ないから大丈夫」ではなく、
「少ない今こそ立て直す」という発想です。
【早く始めるほど効果が出やすい?】
近年、片頭痛の予防治療は大きく進歩しました。
痛みに関係する物質を抑える新しい薬も登場しています。
報告では、
治療開始時の頭痛日数が少ない人ほど効果が出やすい
傾向が示されています。
また、慢性片頭痛であっても、
早期に治療を始めた方が改善しやすいとされています。
つらくなってから我慢するより、
軽いうちに手を打つことが将来を楽にする可能性があります。
【こんな方は一度相談を】
・片頭痛が月に2回以上ある
・頭痛の回数が増えてきた
・痛い日は仕事や家事がつらい
・痛み止めの回数が増えている
これらに当てはまる場合、
予防を含めた治療の相談をおすすめします。
【まとめ】
片頭痛は「耐える頭痛」ではありません。
進行を防ぎ、生活を守ることができる病気です。
月2〜4回程度でも、
早めに対策を考えることで、将来の負担を減らせます。
気になる段階で、一度専門的な視点から見直してみましょう。
引用・参考文献(リンク)
Pozo-Rosich P, et al.
Early treatment in migraine – A call to shift prevention from attacks to disease progression.
Cephalalgia. 2025;45(10):1–9.
https://doi.org/10.1177/03331024251387721
当院からのお知らせ(コマーシャル)
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
片頭痛のタイプ評価から、生活改善のアドバイス、
急性期治療・予防治療まで一貫して対応しています。
「まだ軽いけど不安」「薬が増えてきた」
そんな段階でも、お気軽にご相談ください。
