ブログ
糖尿病と突然心臓死の関係|知っておきたい3つのポイント
糖尿病があると、心筋梗塞や脳卒中だけでなく、
「突然、心臓が止まる」リスクも高くなることがわかっています。
ただし、正しく理解して対策すれば、
必要以上に怖がる必要はありません。
今回は、国全体を調べた大規模研究をもとに、
糖尿病と突然死の関係を、やさしく解説します。
【結論:糖尿病があると突然死は増える(キーワード:糖尿病・突然心臓死)】
研究によると、糖尿病のない人と比べて、
突然心臓死は糖尿病のある人で多くみられました。
特に、
・1型糖尿病では約4倍
・2型糖尿病では約6倍
と高い結果でした。
人数で見ると、10万人を1年間追った場合、
糖尿病なしでは約100人、
2型糖尿病では約700人が突然心臓死でした。
つまり、糖尿病は「突然死が起こりやすい体の状態」を
作ってしまう病気だと考えられます。
【なぜ増える?3つの理由(キーワード:動脈硬化・不整脈・低血糖)】
理由は1つではありません。
主に次の3つが関係しています。
1つ目は、血管が硬くなることです。
糖尿病があると血管が傷みやすく、
心筋梗塞や狭心症が起こりやすくなります。
これが、危険な不整脈を引き起こし、
突然死につながることがあります。
2つ目は、心臓の病気が増えることです。
糖尿病の人は、心不全や心房細動といった
心臓の病気を合併しやすくなります。
これも突然死の土台になります。
3つ目は、低血糖です。
血糖が下がりすぎると、体は強いストレス状態になります。
その結果、脈が乱れやすくなり、
命に関わる不整脈が起こることがあります。
【今日からできる予防(キーワード:血圧・コレステロール・低血糖)】
突然死を防ぐために、
まず大切なのは「血糖だけを見ない」ことです。
特に重要なのは、
・血圧
・悪玉コレステロール(LDL)
の管理です。
これらを整えることで、
心臓や血管の事故を大きく減らせます。
次に大切なのが、低血糖を起こさないことです。
「血糖は低いほど良い」と思い込みすぎないことが大切です。
薬の量、食事量、運動のタイミングは、
必ず主治医と相談しましょう。
動悸、胸の違和感、めまいなどがあれば、
我慢せずに検査を受けてください。
当院からのご案内(コマーシャル)
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
血糖だけでなく、血圧・脂質・生活習慣まで含めて、
「突然死を防ぐ糖尿病診療」を行っています。
低血糖が不安な方、心臓や脳の病気が心配な方も、
どうぞお気軽にご相談ください。
引用(References)
- Skjelbred T, et al.
Diabetes and sudden cardiac death: a Danish nationwide study.
European Heart Journal, 2025.
https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehaf826
