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血糖が高めと言われたら:前糖尿病を改善するメリットと方法
健診で
「血糖が少し高いですね」
「境界型糖尿病です」と言われると、
不安になりますよね。
多くの人は、
「まだ病気じゃないから大丈夫」と
そのままにしがちです。
しかし最近、
前糖尿病が良くなった人は、
将来の心臓の病気が少なかった
という研究が報告されました。
この記事では、
前糖尿病の「寛解(かんかい)」とは何か、
それがなぜ大切なのかを、
できるだけ分かりやすく説明します。
【前糖尿病の寛解とは?(キーワード:境界型糖尿病・正常化)】
前糖尿病とは、
糖尿病ではないけれど、
血糖が正常より高い状態です。
自覚症状はほとんどありません。
だから気づかないまま、
数年過ごす人も多いです。
ここでいう「寛解」とは、
完全に治ったという意味ではありません。
血糖の数値が、
正常の範囲まで戻っている状態
を指します。
この段階で改善できると、
将来の糖尿病を防げるだけでなく、
体への負担も軽くなります。
前糖尿病は、
「今なら引き返せる状態」
と考えると分かりやすいです。
【寛解すると何が良い?(キーワード:心不全・心臓病)】
今回の研究では、
前糖尿病だった人を長期間追い、
その後の病気を調べました。
すると、
前糖尿病が寛解した人は、
心臓の病気が少なかった
ことが分かりました。
具体的には、
心不全で入院したり、
心臓や血管の病気で亡くなる割合が、
明らかに低かったのです。
年齢や性別などを考慮しても、
リスクは約半分ほどでした。
これは、
血糖が高い状態が続くと、
血管や心臓に少しずつ負担が
かかるためと考えられます。
つまり前糖尿病は、
「糖尿病の予備軍」だけでなく、
心臓病の入り口
でもある可能性があるのです。
【今日からできる寛解のコツ(キーワード:食事・運動・体重)】
では、
どうすれば寛解を目指せるのでしょうか。
特別なことは必要ありません。
まず大切なのは食事です。
量を極端に減らす必要はありません。
ポイントは、
血糖が急に上がらない食べ方です。
野菜 → たんぱく質 → ご飯、
この順番を意識してみてください。
次に運動です。
きつい運動は続きません。
おすすめは、
食後10〜15分のゆっくりした散歩です。
これだけでも血糖は下がりやすくなります。
体重は、
いきなり大きく減らす必要はありません。
今より2〜5%減るだけでも、
血糖は改善しやすくなります。
睡眠も大切です。
寝不足が続くと、
血糖は上がりやすくなります。
夜更かしを減らし、
起きる時間をそろえるだけでも、
体内リズムは整いやすくなります。
大事なのは、
「一時的に頑張る」より、
「無理なく続ける」ことです。
前糖尿病は、
放置すると糖尿病に進むことがあります。
でも、
きちんと向き合えば戻せる可能性もあります。
「まだ大丈夫」と思える今こそ、
体を守るチャンスです。
不安がある人、
数値がなかなか下がらない人は、
一人で悩まず相談してください。
当院でのご案内
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、
前糖尿病・境界型糖尿病の方に対し、
血糖だけでなく、
血圧・脂質・体重・生活リズムまで含めて
総合的にサポートしています。
「薬を使う前にできることを知りたい」
「将来の心臓病が心配」
そんな方はお気軽にご相談ください。
引用
- Vazquez Arreola E, et al.
Prediabetes remission and cardiovascular morbidity and mortality
Lancet Diabetes & Endocrinology. 2026;14:137–148.
https://doi.org/10.1016/S2213-8587(25)00295-5
