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認知症の原因はアルツハイマーだけではない|レビー小体型認知症の特徴
認知症と聞くと、アルツハイマー型認知症を思い浮かべる方が多いです。
しかし、認知症にはいくつかの種類があり、レビー小体型認知症も
重要な病気の一つです。
レビー小体型認知症は、記憶力の低下だけでなく、幻視、寝言、
動きの遅さ、ふらつきなどが目立つことがあります。
「年のせい」と思われ、見逃されることも少なくありません。
【レビー小体型認知症とは】
レビー小体型認知症は、脳の中に「レビー小体」という異常なたんぱく質が
たまることで起こる認知症です。中学生にも分かりやすく言うと、
脳の働きを邪魔する小さなゴミのようなものが増える病気です。
特徴的なのは、もの忘れより先に、幻視や睡眠中の大きな寝言、
歩きにくさが出ることがある点です。幻視とは、実際にはいない人や
虫、動物などが見える症状です。
また、日によって頭がはっきりしている時と、ぼんやりしている時の差が
大きいこともあります。これを「認知機能の変動」と呼びます。
【レビー小体型認知症の頻度と見逃し】
2026年のJAMA Neurologyの系統的レビュー・メタ解析では、世界の
人口ベース研究をまとめ、レビー小体型認知症の頻度を調べています。
65歳以上では、発症率は10万人あたり年間46.85人、有病率は
10万人あたり352.26人と報告されました。一方、65歳未満では
かなりまれでした。
また、男性の方が女性より発症率が高い傾向も示されています。
ただし、研究間のばらつきは大きく、実際には診断されずに
見逃されている人が少なくないと考えられます。
特に、幻視や寝言、パーキンソン症状があっても、うつ、不眠、加齢、
アルツハイマー型認知症と間違われることがあります。
【早期発見のサインと受診の目安】
次のような症状がある場合は、早めの相談をおすすめします。
人や虫が見える、寝言が大きい、夢に合わせて手足が動く、
歩幅が小さい、転びやすい、日によって理解力に差がある場合です。
レビー小体型認知症では、薬に敏感な方もいます。特に一部の精神科薬で
体が硬くなったり、強い眠気が出たりすることがあるため、
診断を意識した薬の選び方が大切です。
早期に気づくことで、生活環境の調整、転倒予防、睡眠の治療、
リハビリ、介護サービスの準備などを早く始められます。
**認知症は「何型か」を見極めることで、治療や生活支援の方針が
大きく変わります。**気になる症状があれば、様子を見すぎないことが
大切です。
シーサー通り内科リハビリクリニックでは、内科・脳神経内科・
リハビリテーション科の視点から、もの忘れ、幻視、歩行障害、
睡眠中の異常行動、パーキンソン症状を総合的に診療しています。
那覇市・浦添市・沖縄県で、レビー小体型認知症、もの忘れ、幻視、
歩きにくさが気になる方は、シーサー通り内科リハビリクリニックへ
お気軽にご相談ください。
引用情報
Urso D, Giannoni-Luza S, Giannelli T, et al.
Incidence and Prevalence of Dementia With Lewy Bodies:
A Systematic Review and Meta-Analysis. JAMA Neurology. 2026.
doi:10.1001/jamaneurol.2026.1206
