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片頭痛と脳梗塞の関係|前兆のある頭痛は注意が必要です

片頭痛は「よくある頭痛」と思われがちですが、近年は脳梗塞との関係も
注目されています。特に、目の前がチカチカする、ギザギザした光が見える
などの前兆を伴う片頭痛では、注意が必要です。

もちろん、片頭痛がある人すべてが脳梗塞になるわけではありません。
しかし、片頭痛を「体質だから仕方ない」と放置せず、血圧、糖尿病、
脂質異常症、喫煙などのリスクも含めて見直すことが大切です。

【片頭痛と脳梗塞リスク】

2026年に報告されたREGARDS研究では、45歳以上の米国成人11,381人を
平均6.4年間追跡し、片頭痛と脳梗塞の関係を調べています。

その結果、片頭痛全体では脳梗塞リスクの上昇は明確ではありませんでした。
一方で、前兆のある片頭痛では、脳梗塞リスクが約1.7倍高いという結果でした。

前兆とは、頭痛の前に視界がぼやける、光が見える、視野の一部が欠ける
などの症状を指します。専門的には「片頭痛の前兆」と呼ばれ、脳の神経の
一時的な変化が関係すると考えられています。

大切なのは、前兆がある片頭痛を過度に怖がることではありません。
「自分の頭痛のタイプを知ること」が、脳卒中予防の第一歩になります。

【中高年男性の片頭痛にも注意】

片頭痛と脳梗塞の関係は、これまで若い女性でよく知られていました。
しかし今回の研究では、72歳未満の男性で片頭痛がある人に、脳梗塞リスクが
高い可能性が示されました

特に72歳未満の男性では、前兆の有無にかかわらず脳梗塞リスクが高い傾向が
ありました。これは従来のイメージと異なる、重要な結果です。

中年以降の男性では、仕事の忙しさや生活習慣の影響で、高血圧、糖尿病、
脂質異常症、睡眠時無呼吸、喫煙などが重なりやすくなります。

片頭痛そのものだけでなく、これらの血管リスクを一緒に評価することが、
将来の脳梗塞を防ぐうえでとても重要です。

【片頭痛を放置しない受診の目安】

片頭痛は、適切に診断すれば治療の選択肢が広がっています。痛み止めだけで
様子を見るのではなく、予防薬や生活習慣の調整で発作を減らせることがあります。

特に、頭痛の回数が増えている、痛み止めを月10日以上使っている、前兆がある、
今までと違う頭痛が出た、手足のしびれや言葉の出にくさを伴う場合は、
早めの受診をおすすめします。

また、片頭痛のある方は、血圧、血糖、コレステロール、喫煙、体重、睡眠を
一度見直してみましょう。頭痛診療は、痛みを取るだけでなく、将来の脳卒中を
防ぐ医療にもつながります。

シーサー通り内科リハビリクリニックでは、内科・脳神経内科・リハビリの視点から、
片頭痛、脳卒中予防、生活習慣病を総合的に診療しています。

那覇市・浦添市・沖縄県で、片頭痛、前兆のある頭痛、脳梗塞が心配な方は、
お気軽にシーサー通り内科リハビリクリニックへご相談ください。

引用情報

  1. Sprouse Blum AS, et al. Migraine and Ischemic Stroke Risk in Middle and Older Age:
    The REGARDS Cohort. Neurology Open Access. 2026;2.
    doi:10.1212/WN9.0000000000000107
  2. Øie LR, Kurth T, Gulati S, Dodick DW. Migraine and risk of stroke.
    J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2020;91:593-604.
    doi:10.1136/jnnp-2018-318254