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心房細動を防ぐには「速歩き」!英研究でわかった驚きの効果とは
【歩行速度と不整脈の意外な関係】
キーワード:不整脈、歩行速度、心房細動
「ただの散歩が心臓の病気を防ぐ?」そんな研究結果が発表されました。
イギリスの大規模な健康データ(UK Biobank)を用いた最新の研究では、「歩く速さ」と「心臓の不整脈」の発症リスクに明確な関係があることが示されました。
不整脈とは、心臓の拍動が不規則になる状態で、なかでも「心房細動(しんぼうさいどう)」は脳梗塞のリスクも高める危険な病気です。
この研究によると、ゆっくり歩く人に比べ、普通または速く歩く人は、将来不整脈を起こすリスクが大幅に低くなることが明らかになったのです。
【普通〜速いペースの歩行で心房細動リスクが最大46%減】
キーワード:心房細動、加速度計、自己申告
研究では、自己申告による歩行ペース(「ゆっくり」「普通」「速い」)のデータ42万人分と、加速度計で歩行スピードを測定した約8万人分を分析。
その結果、「ゆっくり歩く人」に比べて、「普通に歩く人」は不整脈のリスクが35%減、「速く歩く人」はなんと43%減という結果でした。
心房細動に限ると、「普通」で38%減、「速く」で46%減という結果が出ています。
このリスク低下の一部は、血糖値やコレステロール、炎症に関わる物質などの改善(=代謝・炎症マーカー)によって説明できることも明らかになりました。
【特に効果が大きいのはどんな人?】
キーワード:高リスク群、運動習慣、予防
研究では、以下のような人に特に効果が強く現れることが分かりました。
- 女性
- 60歳未満
- BMIが30未満(=肥満でない人)
- 高血圧がある人
- 慢性疾患を2つ以上持っている人
つまり、すでに心血管リスクが高いとされる方にとって、「歩くスピードを少し上げる」ことは非常に効果的な予防策になり得るのです。
【アドバイス】
不整脈の多くは初期には無症状ですが、進行すると動悸・めまい・失神・心不全・脳梗塞などの原因となることがあります。
歩く速さは「健康のバロメーター」。もし最近、歩くスピードが落ちたと感じるなら、心臓や全身の状態を見直すタイミングかもしれません。
少し意識してテンポよく歩くだけで、心臓を守ることができるとしたら、今すぐにでも取り入れたい健康習慣ですね。持病をお持ちの方はかかりつけ医と相談しながら無理のない範囲ですすめてください。
【まとめ】
- ゆっくり歩く人は不整脈のリスクが高くなる
- 普通〜速いペースの歩行は、心房細動を含む不整脈を大幅に減らす
- 特に女性・若年層・高血圧や慢性疾患を持つ方に有効
- 毎日のウォーキング習慣は、心臓を守る有力な予防策になる
【参考文献】
Qin P, Ho FK, Celis-Morales CA, et al. Association of self-reported and accelerometer-based walking pace with incident cardiac arrhythmias: a prospective cohort study using UK Biobank. Heart. 2025 May 2. doi:10.1136/heartjnl-2024-325004. PMID: 40234043.
当院では、歩行分析・心電図検査・24時間ホルター心電図などによる「不整脈の早期発見」に対応しています。
また、運動療法や生活習慣改善のアドバイスも専門スタッフが丁寧にサポート。動悸やめまいなどの症状に心当たりがある方、健康診断で異常を指摘された方は、ぜひ一度ご相談ください。
