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【脳卒中経験者に警告】「1日8時間以上座る人」は死亡リスク3.7倍に
座りすぎと運動不足で死亡リスク増加?脳卒中経験者に必要な新習慣とは
脳卒中を経験した後、「体を動かすのが怖い」「動けないから仕方ない」と感じていませんか?
しかし、最新の研究によると、「長時間座る生活」や「運動不足」は、死亡リスクを大幅に高めることが明らかになりました。
この記事では、アメリカの大規模調査をもとに、「脳卒中経験者における座り時間と運動の影響」について分かりやすく解説します。
【脳卒中と座り時間】8時間以上座ると死亡リスクが1.5倍に
この研究は、アメリカの「国民健康栄養調査(NHANES)」のデータを用い、脳卒中を経験した1446人を10年以上追跡したものです。
分析の結果、以下の事実が判明しました。
- 1日8時間以上座っている人は、6時間未満の人に比べて死亡リスクが1.5倍
- 特に心臓病やがん以外の死亡(感染症など)においてリスクが高くなる傾向が見られました
- 座っている時間が長いほど、運動不足との「ダブルパンチ」でリスクが急増します
つまり、脳卒中経験者にとって**「座りすぎ」は命に関わる問題**といえます。
【運動習慣の力】週150分の運動で死亡リスクを75%減らせる
一方、適度な運動はリスクを下げる強力な武器です。
研究では、**週に150分以上の中強度運動(早歩きなど)**を行っている人は、
まったく運動をしていない人に比べて、以下のようなリスク低下が見られました。
- 全死亡リスク:74%減少
- 心血管疾患による死亡:74%減少
- その他の原因による死亡:74%減少
このように、「少しでも体を動かす」ことが、脳卒中後の命を守る鍵になります。
【一番危険なのは?】運動不足 × 長時間座位の組み合わせ
特に注意すべきは、「運動不足でかつ1日8時間以上座っている人」です。
この組み合わせの人は、死亡リスクが極めて高いことが明らかになっています。
- 全死亡リスク:3.7倍(HR 3.73)
- 心血管死:3.3倍(HR 3.32)
- その他の死亡:3.9倍(HR 3.91)
(いずれも運動していて座る時間が短い人との比較)
しかし、運動をしていれば長時間座っていてもリスクが抑えられることも示されています。
つまり、「座りっぱなしでも、運動習慣があれば大丈夫」なのです。
まとめ:脳卒中後の“新しい生活習慣”を始めよう
- 脳卒中経験者のうち、70%以上が運動不足、42%が1日8時間以上座っているという実態
- 運動不足と長時間の座位の組み合わせは、死亡リスクを3倍以上に
- でも、週150分の軽い運動でこのリスクは大きく下げられる!
「動けるようになるのを待つ」のではなく、「できる範囲から少しずつ動く」ことが大切です。
たとえば…
- 毎日10分の散歩からスタート
- テレビのCM中に立ち上がって体を伸ばす
- リハビリを兼ねて週1回の運動教室に通う
そんな“ちょっとした運動”が、あなたの命を守ります。
引用文献
Yu C, Cao Y, et al. Sitting Time, Leisure-Time Physical Activity, and Risk of Mortality Among US Stroke Survivors: A Prospective Cohort Study From the NHANES 2007 to 2018. Stroke. 2025;56. doi:10.1161/STROKEAHA.124.049672
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