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「ボトックス注射の医療効果|けいれん・筋肉のつっぱり・片頭痛にも対応」
【筋肉のつっぱりやけいれんをやわらげる“ボツリヌス療法”とは?】
「ボトックス」と聞くと美容のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、
医療現場では、筋肉の異常なこわばりをやわらげる治療法として広く使われています。
正式には「ボツリヌス療法」といい、ボツリヌス毒素というタンパク質を
過剰に緊張した筋肉へ注射することで、動きをゆるめる効果があります。
主に以下のような疾患に用いられます。
- 脳卒中後の手足のつっぱり(痙縮)
- 顔面けいれん
- 痙性斜頸(首が無意識にねじれる)
- (保険外診療として)慢性片頭痛や頑固な筋肉のコリ
いずれも日常生活に大きな支障をきたす症状であり、
ボツリヌス療法は生活の質(QOL)を高める選択肢として注目されています。
【幅広い適応:けいれん・痙縮・斜頸・片頭痛まで】
ボツリヌス療法は、さまざまな運動障害や筋緊張に対応可能です。
● 保険適用の主な対象
- 脳卒中や脊髄損傷後の痙縮(手足が曲がったまま固くなる状態)
- 顔面けいれん(片方のまぶたや口角がピクピク動く)
- 痙性斜頸(首が勝手に曲がる、回るなどの症状)
これらは日本国内で保険適用が認められており、効果も高く報告されています。
● 保険適用外だが注目されている症状
- 慢性片頭痛(海外ではFDA認可済)
→ 月15日以上の頭痛がある場合、ボツリヌス注射で痛みが軽減したという報告が多くあります。 - 頑固な肩こり・筋肉の張り
→ 長年悩まされてきた筋肉のコリに対しても、一部で自費診療として導入されています。
※ただしこれらの症状に対するボツリヌス療法は日本では保険適用外のため、
治療を希望する場合は医師とよく相談の上、費用や効果について理解してから受けることが大切です。
【当院での治療の流れと特徴】
那覇市にある「シーサー通り内科リハビリクリニック」では、
神経内科専門医による評価と、超音波ガイド下での安全な注射を行っています。
● 治療のステップ
- 診察・評価:けいれんや筋緊張の状態、日常生活で困っていることを詳しく伺います。
- 注射部位の決定:超音波や筋電図を使って、正確な筋肉を特定します。
- 注射の実施:外来で数分~十数分程度、安全かつ低侵襲で行います。
- リハビリの併用:効果が出るタイミングで、リハビリを行うとさらに改善が見込めます。
● 効果と副作用
- 効果は数日~1週間で出現し、3~4か月持続します。
- 副作用は少なく、一時的な筋力低下や軽い内出血などがまれに見られます。
【まとめ:治療をあきらめず、一歩踏み出してみませんか?】
「まぶたが勝手に動く」「首が固まってつらい」「つっぱって歩きづらい」
こうした症状が続くと、生活の質が下がってしまいます。
ボツリヌス療法は、神経や筋肉の異常な緊張にアプローチする治療であり、
薬に頼らず症状を軽減できる選択肢のひとつです。
慢性片頭痛や筋肉のコリに対しても、自費診療として選択肢があります。
ぜひ一度、専門医にご相談ください。
【当院でのご案内】
「シーサー通り内科リハビリクリニック」(那覇市)では、
総合内科・神経内科・認知症・動脈硬化の専門医が在籍しています。
● 当院で対応可能なボツリヌス療法の対象
- 脳卒中後の痙縮(保険適用)
- 顔面けいれん・痙性斜頸(保険適用)
- 慢性片頭痛・筋肉のコリ(自費診療・事前相談要)
完全予約制・超音波ガイド下注射・理学療法士による併用リハビリも提供しています。
お気軽にお問合せください。
【参考文献・情報元】
- 日本神経学会「脳卒中後痙縮治療ガイドライン 2022」
- Simpson DM, et al. Botulinum neurotoxin for movement disorders. Neurology.
- FDA(米国食品医薬品局): Botox for Chronic Migraine
- 日本ボツリヌス治療学会 公式資料
