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一般内科循環器生活習慣病(高血圧・糖尿病など)

血圧が下がらない人は要注意!アルドステロンと脳梗塞・不整脈の関係とは

原発性アルドステロン症とは?

脳梗塞や不整脈リスクとの関係をやさしく解説

高血圧は多くの方にとって身近な病気ですが、
「原因のある高血圧」があることはあまり知られていません。

その代表が原発性アルドステロン症です。
これは副腎という臓器から出るホルモンが増えすぎる病気です。

このホルモンはアルドステロンと呼ばれ、
体の塩分と水分のバランスを調整する働きを持っています。

しかし増えすぎると、体に水分がたまりやすくなり、
血圧が上がり続けてしまいます。

さらに最近では、単に血圧が上がるだけでなく、
脳梗塞や不整脈の原因にもなる可能性が注目されています。

【アルドステロンと高血圧の関係】
原発性アルドステロン症では、
アルドステロンが過剰に分泌されます。

本来は「レニン」という物質とバランスを取りながら働きますが、
このバランスが崩れると血圧が異常に上がります。

このバランスを見る指標が
**ARR(アルドステロン・レニン比)**です。

最近の研究では、このARRが高い人ほど
将来的な病気のリスクが高いことが分かってきました。

特に重要なのは、
診断がつくほど重症でなくてもリスクが上がる点です。

つまり、「軽い異常でも安心できない」ということです。

【脳梗塞・心房細動との関係】
今回の研究では、ARRが高い人ほど
心房細動と脳梗塞のリスクが高いことが示されました。

心房細動とは、心臓が不規則に動く不整脈です。
この状態では血液の流れがよどみ、血のかたまりができます。

その血のかたまりが脳に飛ぶと、
脳梗塞を引き起こします。

では、なぜアルドステロンが関係するのでしょうか。

理由は大きく3つあります。

1つ目は、血管が硬くなることです。
血管が傷みやすくなり、動脈硬化が進みます。

2つ目は、心臓への負担です。
心臓の筋肉が厚くなり、リズムが乱れやすくなります。

3つ目は、炎症や線維化です。
組織が硬くなり、不整脈が起こりやすくなります。

つまりアルドステロン過剰は、
血管・心臓の両方に悪影響を与えるのです。

【早期発見と検査・治療のポイント】
原発性アルドステロン症は決して珍しい病気ではありません。

高血圧の患者さんの中に
一定の割合で含まれているとされています。

しかし実際には見逃されていることが多く、
「普通の高血圧」として治療されているケースも少なくありません。

だからこそ重要なのが、早期発見です。

検査の第一歩は採血で行う
**ARR(アルドステロン・レニン比)**です。

比較的簡単に行える検査ですが、
薬の影響を受けるため専門的な判断が必要です。

異常が疑われた場合には、
さらに詳しい検査を行います。

治療は原因によって異なります。

片側の副腎が原因の場合は手術、
両側の場合は薬による治療が行われます。

重要なのは、単に血圧を下げることではなく、
将来の脳梗塞や不整脈を防ぐことです。

【こんな方は要注意】
以下に当てはまる方は、
原発性アルドステロン症の可能性があります。

・薬を飲んでも血圧が下がらない
・若い頃から高血圧がある
・低カリウム血症を指摘された
・家族に脳卒中の人がいる

このような場合は、一度専門医に相談することをおすすめします。

高血圧の裏にある原因を見つけることで、
将来の大きな病気を防げる可能性があります。

まとめ

原発性アルドステロン症は、
単なる高血圧ではなく、
脳梗塞や心房細動と深く関わる病気です。

最近の研究では、軽度の異常でも
リスクが高まる可能性が示されています。

血圧が高い場合は、
「原因まで考えること」がとても大切です。

早期に見つけて適切に治療することで、
将来の重大な病気を防ぐことにつながります。

当院からのお知らせ

那覇市・浦添市・沖縄県で
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高血圧の原因精査から脳卒中予防までトータルで対応します。

「血圧がなかなか下がらない」
「将来の脳梗塞が心配」
そのような方はお気軽にご相談ください。

引用

Lassen MCH, et al.
Spectrum of Primary Aldosteronism and Risk of Cardiovascular Outcomes.
JAMA Cardiology. 2026.
https://doi.org/10.1001/jamacardio.2026.0068