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小学生・中学生の頭痛は片頭痛?受診目安と家庭でできる対策を那覇市・浦添市の頭痛専門医が解説
子どもの片頭痛は「よくある頭痛」と思われがちですが、学校生活や
睡眠、食事、家族の予定にまで影響することがあります。
海外の報告では、8〜18歳の子ども・思春期の約10%に片頭痛が
みられるとされ、決して珍しい病気ではありません。
大人の片頭痛と違い、子どもでは痛みの時間が短かったり、左右両側が
痛かったり、吐き気や腹痛が目立つことがあります。
そのため「お腹の調子が悪い」「疲れているだけ」と見過ごされることも
あります。繰り返す頭痛は、早めに整理して考えることが大切です。
【子どもの片頭痛の特徴と受診目安】
子どもの片頭痛では、ズキズキする頭痛だけでなく、吐き気、光や音を
嫌がる、眠ると楽になる、といった症状がよくみられます。
小さな子どもは症状を言葉で説明しにくいため、保護者が「いつ、どの
くらい、何をきっかけに痛むか」を記録することが役立ちます。
頭痛ダイアリーをつけると、寝不足、朝食抜き、脱水、ストレス、
長時間の画面使用など、きっかけが見つかることがあります。
ただし、突然の激しい頭痛、発熱や意識障害を伴う頭痛、手足のまひ、
けいれん、頭を打った後の頭痛は、すぐに医療機関へ相談しましょう。
【子どもの片頭痛治療は早めの対処が大切】
片頭痛の発作が始まったら、暗く静かな場所で休み、水分をとり、
可能であれば眠ることが基本です。
薬では、海外の複数のガイドラインで、アセトアミノフェンやイブプロ
フェンが急性期治療の第一選択として扱われています。
中高生では、通常の痛み止めで不十分な場合に、トリプタンという
片頭痛専用薬が検討されることがあります。
トリプタンは片頭痛の仕組みに合わせて働く薬ですが、年齢、体重、
持病、併用薬を確認して、医師の判断で使うことが大切です。
痛み止めを何度も使いすぎると、かえって頭痛が増える「薬剤の使用過多
による頭痛」につながることがあります。
市販薬で様子を見続けるより、月に何度も学校を休む、週に何回も薬が
必要、吐き気が強い場合は専門医に相談しましょう。
【片頭痛予防は生活習慣と心のケアが土台】
子どもの片頭痛予防では、薬だけでなく生活習慣の調整がとても重要です。
十分な睡眠、朝食を含む規則的な食事、こまめな水分摂取、適度な運動、
画面時間の調整は、どれも片頭痛を減らす助けになります。
また、学校や家庭でのストレス、不安、気分の落ち込みが頭痛に関係する
こともあります。心の状態を一緒にみる視点も大切です。
認知行動療法という、考え方や行動の工夫で症状への対処力を高める方法も、
子どもの片頭痛で注目されています。
予防薬については、大人に比べて子どもでは研究が少なく、効果と副作用を
慎重に見ながら選ぶ必要があります。
最近はCGRP関連薬という新しい片頭痛治療薬も話題ですが、子どもへの
使用は国や年齢で扱いが異なり、今後の研究が待たれます。
大切なのは「頭痛を我慢する子」にしないことです。頭痛の頻度、生活への
影響、薬の使用回数を確認し、本人に合った治療を一緒に考えましょう。
シーサー通り内科リハビリクリニックからのお知らせ
那覇市・浦添市・沖縄県で、お子さんの頭痛、片頭痛、繰り返す吐き気や
学校生活への影響でお困りの方は、当院へご相談ください。
当院では、内科・脳神経内科の視点から、危険な頭痛の見極め、生活指導、
薬の使い方、必要時の検査や専門的治療まで丁寧に対応します。
「子どもの頭痛だから様子見でよい」と決めつけず、生活に支障がある場合は
早めに相談することをおすすめします。
引用情報
Hassan A, Elmazny A, Elgenidi A, et al.
Management of migraine in children and adolescents:
A systematic review of guidelines and practice recommendations.
Cephalalgia. 2026;46(2):1-16.
DOI: 10.1177/03331024251413283
