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一般内科感染症

2024-2025年コロナワクチンの効果は何%?重症化予防の最新データ

新型コロナ感染症は、
以前ほど話題にならなくなりましたが、
今でも入院や重症化の原因となる
重要な感染症です。

特に高齢の方や
持病のある方では、
肺炎や呼吸不全などの
重い症状につながることがあります。

そのため多くの方が
「コロナワクチンは
まだ必要なのだろうか?」

と疑問に思っているかもしれません。

最近発表された研究では、
2024-2025年版のコロナワクチンが
どれくらい重症化を防いだのか

詳しく調べられました。

この研究は米国20州の
26の病院で行われ、
約8500人の入院患者を対象に
分析されています。

その結果、
2024-2025年のワクチンは

コロナによる入院を約40%減らし
人工呼吸器や死亡などの
重い状態を約79%減らした

という結果でした。

つまりワクチンは、
感染そのものよりも
重症化を防ぐ効果が大きい
可能性が示されています。

【コロナワクチンの重症化予防効果】

この研究では、
コロナの症状で入院した人を

・コロナ陽性だった人
・コロナ陰性だった人

に分けて比較しました。

この方法は、
ワクチン効果を調べる研究で
よく使われる信頼性の高い方法です。

その結果、
ワクチンを接種していた人では

コロナによる入院が
約40%減少していました。

数字だけ見ると
大きく感じない方も
いるかもしれません。

しかし重要なのは、
ワクチンは

感染を完全に防ぐものではなく
重症化を防ぐもの

という点です。

さらに詳しく調べると

・酸素投与が必要な状態 46%減少
・急性呼吸不全      49%減少
・集中治療室入室     60%減少
・人工呼吸器または死亡  79%減少

という結果でした。

つまり、
病気が重くなるほど
ワクチンの予防効果が
大きくなる傾向があった

と考えられます。

【変異株でもワクチンは効くのか】

最近は

・KP.3.1.1
・XEC
・LP.8.1

など、さまざまな
変異株が報告されています。

そのため

「今のワクチンは
もう効かないのでは?」

と心配になる方も
いるかもしれません。

今回の研究では、
変異株ごとの効果も
調べられました。

その結果、
入院予防効果は

・KP.3.1.1 49%
・XEC   34%
・LP.8.1  24%

でした。

LP.8.1では
効果が低く見えますが、

接種から時間が
経っている人が多かったことや、
人数が少なかったことが
影響した可能性があります。

また接種後3か月以内では

・KP.3.1.1 43%
・XEC   48%

と大きな差はありませんでした。

つまり
複数の変異株が流行した状況でも
ワクチンは一定の効果を
保っていた可能性があります。

【ワクチンはいつまで効果が続く?】

では、
ワクチンの効果は
どれくらい続くのでしょうか。

この研究では

接種後3〜6か月程度は
重症化予防効果が
続いている可能性

が示されました。

感染症の流行状況や
個人の免疫の違いによって
効果は変わる可能性がありますが、

少なくとも
一定期間は
重症化予防が期待できます。

特に

・高齢の方
・糖尿病や心臓病のある方
・免疫が弱い方

では、
コロナが重症化しやすいため、
予防の意味は大きいと考えられます。

ワクチンは
「絶対に感染しない薬」ではありません。

しかし

入院や死亡など
命に関わる状態を減らす

という点では、
現在でも重要な
予防手段のひとつです。

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引用文献

Ma KC, Webber A, Lauring AS, et al.
Estimated Effectiveness of 2024-2025 COVID-19 Vaccination Against Severe COVID-19.
JAMA Network Open. 2026.
https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2025.57415