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「拡散型ショックウェーブとは?痛み・痙縮・リハビリに効く新治療」
痛みやこわばりに新しい一手!拡散型ショックウェーブ治療の可能性
筋肉の緊張や慢性の痛みに悩んでいませんか?
近年注目されている「拡散型ショックウェーブ治療(RPW)」は、
身体に優しく、効果的にリハビリをサポートする物理療法です。
この記事では、RPWの特徴や効果、安全性についてわかりやすくご紹介します。
【拡散型ショックウェーブとは?】
拡散型ショックウェーブとは、音速を超える圧力波を用いた治療法です。
従来の「収束型」とは異なり、「拡散型(Radial)」は浅く広範囲に作用します。
この技術は、ドイツで発展した結石破砕の技術を応用したもので、
現在では整形外科やリハビリテーション分野でも広く活用されています。
RPWでは、皮膚の上から照射された振動が筋肉や腱に伝わり、
血流の改善や神経伝達の調整を促します。特に、深部ではなく
表層の筋肉や腱にアプローチしたい場面に適しています。
【どんな症状に効くの?】
RPWが有効とされているのは以下のような状態です。
- 脳卒中後の痙縮(筋肉のこわばり)
上肢・下肢ともに有効性が報告されており、ボツリヌス治療との比較でも
即時的な効果が見られることがあります。 - 筋膜トリガーポイントや筋緊張
慢性的な肩こりや腰痛、スポーツによる筋肉の疲労や張りにも使われ、
組織修復や血行促進を通じて、痛みを和らげます。 - 関節の硬さや腱の付着部の炎症
肘や足底腱膜炎など、治りにくい部位の痛みに対しても利用されます。
RPWの目的は「治療の再起動」です。痛みや緊張が慢性化した部位に
新たな刺激を与えることで、治癒プロセスを促進します。
【効果と安全性は?】
RPWは、短期的な痛みの緩和だけでなく、以下のような生物学的効果があります
- 神経伝達物質(サブスタンスPやCGRPなど)の減少による除痛作用
- 血流改善と酸素供給の向上による回復力の強化
- 衝撃波が筋や腱の細胞を刺激し、血管新生やコラーゲン生成を促進
副作用は非常に少なく、安全性が高い治療法です。
ただし以下の方には適応外となる場合があります。
- ペースメーカーや金属インプラント装着中の方
- 急性炎症、悪性腫瘍、妊娠中の方
- 重度の骨粗鬆症や出血傾向がある方
効果は1回でも感じられることがありますが、通常は週1回の施術を
3~6回程度継続することでより高い効果が得られます。
【まとめ】
拡散型ショックウェーブ(RPW)は、筋肉の緊張や痙縮、慢性痛に対して、
即時的かつ非侵襲的なアプローチができる革新的な治療法です。
従来のリハビリに加えることで、治療効果の最大化が期待できます。
「なかなか良くならない…」というお悩みを抱えている方にこそ、
試していただきたい選択肢の一つです。
【当院での導入について】
那覇市の「シーサー通り内科リハビリクリニック」では、
インテレクトRPWモバイルを用いた拡散型ショックウェーブ治療を導入しております。
痙縮に対してはボトックス療法との併用も可能で、
痛み・こわばり・筋膜リリースにも活用しています。
ベッドサイドでも対応可能なモバイル型の機器を使用しており、
高齢者や移動が困難な方にも安全に提供できる環境を整えています。
詳細やご相談は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。
【参考文献・引用】
- 日本運動器SHOCKWAVE研究会 http://josst.org/treatment.html
- be633209-ceb1(RPW×痙縮抑制資料)
- 30986855-25ae(拡散型ショックウェーブ講義資料)
- J Phys Ther Sci. 2014;26(10):1641-1647.
- J Stroke Cerebrovasc Dis. 2017;26(11):2470-2476.
