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ニューロリハビリテーションリハビリテーション科認知症

高齢者の脳トレ×運動!コグニバイクで認知機能をアップしよう

コグニバイクとは?国立長寿医療研究センター監修の先進機器

コグニバイクは、国立長寿医療研究センターと共同開発された
認知機能トレーニング用の特別なエルゴメーターです。

「コグニサイズ」という、運動と脳トレを同時に行う方法をベースに
考えられており、体を動かしながら頭も使うデュアルタスクを実現します。

このデュアルタスクは、加齢で低下しやすい脳の働きを活性化させる効果が
研究で示されており、認知症予防や進行抑制に役立つと注目されています。

従来の「コグニバイク プラス」に比べ、ソフトがグレードアップし、
利用者に合わせて難易度がリアルタイムで調整されるのが大きな特徴です。

操作はタッチパネル式で、直感的に使えるため、運動が苦手な方でも
安心して取り組めます。

デュアルタスク運動の効果とエビデンス

デュアルタスクとは「二つのことを同時に行う」訓練を指します。
たとえば、ペダルをこぎながら計算問題を解いたり、言葉を思い出したりします。

国立長寿医療研究センターの研究によると、デュアルタスク運動は
記憶力や注意力を高め、認知機能の維持・向上に寄与することが
科学的に示されています(※1)。

さらに、日常生活に必要なバランス能力や歩行能力を改善し、
転倒予防や身体機能の維持にもつながります。

コグニバイクでは9種類のプログラムが用意されており、
難易度が自動調整されるため、常に「少し頑張る程度」の負荷で
無理なく続けられます。

デュアルタスクは単純な運動だけでなく、脳への刺激が強いため、
「運動習慣をつけたい方」「認知症予防に興味がある方」に
特におすすめです。

コグニバイクの特徴と使いやすさ

コグニバイクは「アップライト型の漕ぎやすさ」と
「リカンベント型の乗り降りのしやすさ」を併せ持つハイブリッドモデルです。

適応身長は140cm以上で、幅広い年齢層に対応可能です。
運動負荷は5Wから設定できるため、リハビリの初期段階の方や
高齢の方も無理なく使用できます。

事前に利用者の情報を登録しておくと、座面の高さや負荷を再現でき、
いつでも同じ環境で運動できます。

画面には運動中の消費カロリー、回転数、心拍数などが表示され、
「できている」という実感が得やすい点も続けやすさにつながります。

また、動画を見ながら運動する機能もあり、楽しみながらトレーニングが
できるのも魅力です。

運動結果は日・週・月・年単位で自動的に記録され、
過去のデータと比較できるため、モチベーション維持に役立ちます。

まとめ

当院では、認知機能の維持・向上を目指すリハビリに
最新のコグニバイクを導入しました。

運動習慣がない方でも取り組みやすい設計と、
国立長寿医療研究センター監修のプログラムを組み合わせ、
安全に効果的なデュアルタスクトレーニングを行うことが可能です。

「将来の認知症が心配」「脳も体も元気でいたい」と思われる方は、
ぜひ一度ご相談ください。

医療とリハビリの専門家として責任を持って、
一人ひとりに合わせたプログラムを提案させていただきます。

【引用・参考文献】

※1 Suzuki, T. et al. “A randomized controlled trial of multicomponent exercise in older adults with mild cognitive impairment.” Alzheimer’s & Dementia 8(4): 2012.