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高血圧なのに病院へ行かない人が4割超?“3つのない”が招く命のリスクとは
高血圧治療を妨げる「3つのない」とは? 自覚のないリスクに注意を
健康診断で「血圧が高い」と言われたものの、病院に行っていない方はいませんか?
最近の調査で、実に4割以上の人が「高血圧の指摘を受けても通院していない」ことが明らかになりました。
この記事では、高血圧が治療されない背景にある「3つのない」に注目し、正しい知識と対策についてわかりやすく解説します。
1. 病院に行かない:自覚症状のなさが最大の落とし穴
高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれる病気です。
なぜなら、自覚症状がほとんどないまま、脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気につながるからです。
2025年4月に行われたCureApp社の調査では、健診で高血圧と指摘された人のうち、約28.5%が病院に行っていないことが判明しました。
理由として多かったのが、「症状がないから行かなくても大丈夫と思った」や「病院に行くのが面倒だった」という声です。
しかし、高血圧は放置すればするほど、血管に負担をかけ続け、気づいた時には取り返しのつかない状態になってしまうこともあります。
特に50代未満では、8割近くが治療を受けていないという報告もあり、若い世代でも注意が必要です。
2. 血圧を測らない:日常的な管理ができていない現実
自宅で血圧を測っていますか?
調査では、毎日血圧を測定している人はわずか3割にとどまりました。
中には、「健診のときだけ」「通院時だけ」という方も多く、日常的な自己管理が不十分な実態が浮かび上がっています。
血圧は日によって上下します。特に、朝に高くなる「早朝高血圧」は脳卒中のリスクを高めることが知られています。
毎日同じ時間に測定することで、自分の「平常値」を把握し、変化に気づきやすくなります。
今では手首タイプやスマホ連動型の血圧計も登場し、より簡単に測定・記録が可能です。
「血圧を測る習慣」こそが、重大な病気を未然に防ぐ第一歩です。
3. 薬を飲まない:副作用や依存への不安が障壁に
治療の必要性を感じて病院を受診しても、その後続かないケースもあります。
「薬を一度飲むと一生飲み続けないといけないのでは?」という不安や、「副作用が怖い」といった理由が、治療中断の背景にあります。
調査でも、「一度受診したが通院をやめた」人のうち、薬の副作用を不安視する人が23.1%、
「一度飲み始めるとやめられない」と考える人が20.8%でした。
しかし、最近の降圧薬は副作用も少なく、安全性が確立されています。
万が一体に合わない場合も、薬を調整したり変更することで対応可能です。
また、「薬に頼らず生活習慣の改善から始めたい」という方も多く、約8割が非薬物療法にも関心を寄せています。
減塩や運動、体重管理、禁煙などの生活習慣改善は、薬と同様に血圧を下げる効果があります。
放置しないで!高血圧は予防と早期対応がカギ
高血圧は、日本人の死亡原因である心臓病や脳卒中の大きなリスク因子です。
それにもかかわらず、治療を受けていない人が多い現実があります。
通院が難しい方や薬に抵抗がある方でも、できることはたくさんあります。
「何も症状がないから大丈夫」と思っているうちに、ある日突然命に関わる事態になりかねません。
自分自身と家族の健康のためにも、血圧を正しく理解し、継続的なケアを心がけましょう。
【引用元】
- CureAppプレスリリース(2025年4月調査)
- Medical Tribune(2025年5月14日掲載記事)
